隈研吾氏設計
巨石で建築を消す試み
日本の代表的な芸術家の作品を収蔵
世界的に活躍されている建築家・隈研吾氏の設計による美術館です。
隈研吾氏は、新国立競技場他、国内外の数々のプロジェクトに携わられてきております。廣澤美術館は、2021年1月2日に無事、開館いたしました。
建物を囲む3つの庭は、「浄(きよら)の庭」、「炎(ほむら)の庭」、「寂(しじま)の庭」と名付けられ、全体で「つくは野の庭」と総称します。
「つくは」は、筑波の古くからの呼び名です。
命名者は、万葉集研究の第一人者であり、元号「令和」の考案者とされる中西進氏です。
作庭家の斉藤忠一氏による日本庭園、ランドスケープアーキテクトの宮城俊作氏による二つの庭は、隈研吾氏設計の建物とともに、廣澤美術館の大きな見どころです。
6,000t 1500個に及ぶ
巨石が主役
石が主役の美術館
世界的な建築家、隈研吾氏が設計した「石が主役」の美術館。全国から集めた自然石(約6,000トン)が建物を覆い、外観が見えないよう設計されています。
日本を代表する画家や陶芸家の作品を数多く展示しています。
隈研吾氏設計の本館のほか、「石の美術館」、「つくは野館」をなど5つ建物と屋外展示が楽しめます。
敷地内には開放的な芝生の庭、竹の庭、そして本格的な日本庭園があります。
特に日本庭園は美術館の中からも眺めることができます。時を経て巨石と樹木が一体となる「時間とともに成熟する美術館」です。