日本の土木技術の粋を結集し、24年の歳月をかけて作り上げられた青函トンネルによって、本州と北海道が鉄路で繋がったことから、1988年(昭和63年)3月13日から本州と北海道を直通する列車として、上野と札幌を結ぶ寝台特急「北斗星」が3往復設定されました。ホテルのような個室寝台「ロイヤル」や、豪華なフランス料理が味わえる食堂車などが話題となり、大きな人気を集めました。3往復ある列車はJR東日本とJR北海道が担当を分担し、それぞれの会社で車両やサービスなどを競っていました。
また同時に、青森と函館間には快速「海峡」が、青森と札幌には夜行急行「はまなす」が、盛岡から函館には特急「はつかり」が、大阪とは函館には寝台特急「日本海」が設定されています。
その後「北斗星」は、需要の減少や、北海道新幹線の工事が進展の影響を受け、2008年(平成20年)3月からは1往復となりました。 そして、ついに2015年(平成27年)3月を持って定期運行が中止となり、臨時運行も8月23日の上野到着の列車を以って運行が終了しています。
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